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危険な危険な体験談パート3

2004年3月27日(土)

 行き慣れた釣り場、やりなれた釣りなので油断と釣りを急ぐあまりに失敗した体験談です。

いつものように釣りをして帰って来る途中でその出来事が起こりました。
風は結構きついです。風速4m〜5mくらいでしょう。

帰りは斜め後ろから追い風になっています。
操船もあまり得意でない船での帰港です。
波は斜め後ろから襲って来るので船が左に大きく傾きます。
(ゴムボートはあまり傾かない)


どちらかと言えばエンジンを吹かして進んだ方がまだ、安定が良い様に思うので
吹かし気味にして進んでいきます。

その時、早く進もうと少しエンジンを多めに吹かした時に事件は起きました。
エンジンがうお〜〜んと猛烈に空ぶかしをしたような大きな音を立てています。
え〜何が起こったんや?

ビックリしてエンジンを見るとエンジンが船べりから落ちかけています。
うわ〜〜!!

危ない!!  ハンドルを持っていたため辛うじて落ちるのが助かっているような感じです。
しかも、エンジンは大きな音を止めません。
慌ててキルスイッチでエンジンを切りました。

ふ〜エンジンを焼いたかな?とビビリましたが、
それどころではないんです。
 
エンジンが海中に落ちそうです。
 慢心の力を込めて上に引き上げますが上がってきません。
何でや〜 陸の上なら簡単に引き上げられるのに重い、重すぎる〜〜

何度か試みたけど上がってきません。
同乗者に手伝ってもらい、やっとエンジンを海中に落とさずに済みました。
どうやら、出航の時にエンジンの固定を忘れていたようです。


ふ〜、助かった〜
と安心している場合ではありません!

風が船の後ろから襲ってきて、大きな波が次から次へと船に襲ってきます。
うひゃ〜! 怖い〜〜

慌ててセルコードを引っ張ります。
普通なら一発でかかるんですが、なかなかかかりません。
ん〜 エンジンを焼いてしまったかな?
ドキドキしています。

汗ダクダクになって、10回以上もセルコードを引いたんやけどかかりません。
エンジンに詳しい同乗者に相談してプラグを変えてみます。

エンジンカバーを外し、工具を落とさない様に慎重にプラグを交換します。
波でボートが揺れるので工具やプラグを落とさないように慎重に行います。

プラグを変え終わってセルコードを引きます。
するとどうでしょう。 ブロローとエンジンが蘇りました。 

良かった〜

やった〜 これで無事に帰港出来ます。
帰りに斜め後ろからの風を受けます。
ゴムボートでは追い風の方が進みやすいけど、FRPは波に乗るので怖いです。

ビビリながらゆっくりと進み、何とか帰港出来ました。

最近、歳のせいか物忘れがひどいです。
今回もエンジンの固定を忘れたし、
プラグを変えた時にプラグのレンチでの締め込みも忘れていた。

教訓

1.エンジンの固定は走行時、命にかかわる事なので急いでいても硬く絞め、最後に必ずチェックする。

2.予備のプラグは必ず用意する。

3.帰港が追い風になる場合は風をキツサを考えておく

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