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S氏の危険な体験談パート5


月 日  2006年12月 2日(土)
日の出  6:47
日 没  16:50
満 潮  15:46
干 潮   9:46
天 気   曇り、強風



体験談





 今日すさみへグレ狙いで、師匠と2人でマイボートで磯に上がりました。
釣っていると10時〜12時頃に低気圧が沖を2個通過し
帰る判断が少し遅くなり119、118も真っ青の状況になりました。

1人であれば何にも問題なく岸へ着きますが師匠&
知らない手漕ぎゴムボートで渡った4人組がいる。

サー大変です〜

1時間待っても状況は良くありません。
決断の時が来ています。

泳いでもいいのですが十分な長さのロープが有りませんし、
ボートに体が引っ張られそうで危険です。
それと、4人組をほっといて帰れません!
普段は水道へは波が入ってこないのですが今日は違います。
満潮と風の方向が運悪く、ウネリを伴い5、6mの波が沖で見えます。
水道はこの波で水面が上昇し対岸まで50mの所が100mほどになりました。

風は時々10mでしょうか、気温は高く寒くはないです、水温23度?
水深は浅く所々波の合間に岩が見えますが、
丸くなった岩なので身体も傷つくことはないようです。



4人組みのゴムボートは漕ぐことが出来ないし、
私のボート(アカシヨットの手漕ぎ)は安定が悪い、6人+大目の荷物、、?
幸い6人全員ライフジャケッツトを着けています。

だから、ロープを対岸と往復させる(行って来い)のリレー運搬しかないと判断しました、
全員手持ちのロープをつなぎ計測するも往復に足りません。
4人組みの若手2名と相談、泳げるとの事、
2名が陸に上がりロープを用意しロープを対岸と往復させる事としました。
ここら辺でやっと6人全員が言葉を交わす様になり今からの手順も決まりました。

4人組み若手2名が陸に上がる事になり、ゴムボートをカイで漕ぐ要領で行きました。

若い力は大したもんです。成功しました!

陸で漂着したロープを探し何とかなりそうです。
対岸と声が聞き取れなくなりました。
そう、波風が強くなり聞こえません携帯番号を聞こうと仲間に聞きますが知らないって言います。
おいおい〜

私も自分のボートで陸へ行きます、若手2名へもう一度手順を伝え
ロープを2重にした状態を引っ張って元に戻ります。
荷物は後にして人優先、1艘に1人乗って3往復で人、荷物が無事渡りました。
ホーッ  ひと安心です。

最後、私がロープに引かれて無事全員帰れました。

全員怪我なし、良かった良かった。
私以外は、全員下半身ずぶぬれなので寒いと訴えます。
(私はウエーダをはいていたいので腰のバンドをしっかり絞めて防水対策してました)
とりあえず全員くるまに帰り、着替えしました。

1時間後、全員で挨拶もそこそこに引き上げました。

反省
早めの引き上げをする、この日は昼から風が出ることは知っていた。
波のため荷物置き場を2回変えていた。
荒天気の時は荷物を先に陸に戻しておく、撤収がすばやい。
荒天気の時は中止する、これが一番!
良かったこと
6人全員ライフジャケッツトを着用
仲間と協力できた
携帯の有難味がまた判った


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