9月2日（土）

今日は軽井沢に出発する日です。

釣りのおかげで、朝早く起きるのには慣れているので、旅行の工程を朝一番の電車に乗る事にした。

目覚ましを3時にセットしてあったが、目覚ましが鳴る前に目が覚めてアラームを消しました。

その後、風呂を洗い、燃えるゴミを出し、ホームページをアップしてから駅に向かいましたが、

当然、バスはなく、タクシーは勿体無いので徒歩で駅に向かいました。

荷物が軽いのでラクチンです。

家族に送ってもらうという選択肢は、時間が時間ですからありません。

それでも駅には発車の一時間前に到着した。早過ぎ！

誰もいないかと思いきや、私が着いてから直ぐに男性が一人来ました。

彼も何か間違えたのか？それとも、夜勤帰りかな？

発車時刻が近くなると、どんどんと人が増えて来ました。朝早いのにみなさん、何処に行くのでしょうね？

大阪駅に着くと乗り換え時間が7分あったが、8番ホームに行くと、既に列車待ちの列が出来ている。
最後尾に並んだが、前に8人ぐらい並んでいる。　座るのは絶望的だなあと諦めていると列車が入って来た。

見ると座席がボックス席だ。これなら座れるかもしれない。
偶然、前の親子が左側に行ったので、反射的に私は右に進み、運良く座れました。

丁度、通勤時間帯だし、終点の米原駅迄は一時間39分もかかるので座れて、ほっと一安心です。

瀬田駅に着くと車内でも寒くなって来た。

大丈夫かなと心配したが、時間と共に気温も上がりました。

米原から窓側の席に座る事が出来たので、外の風景を見ていると、
やはり、イノシシの被害があるようで、畑に囲いがしていました。

中津川駅に着いて、車内で目が覚めて大急ぎで飛び降りました。ギリギリでした。
乗り過ごしたら大変な事になるところでした。

松本駅では、列車は2両編成なので、ホームの列に並んで、やっと座れました。

乗り放題と言っても楽ではありません。

途中の駅名で姨捨駅ってのが有りましたが、Z字型のスイッチバックの駅でした。

名前も珍しいし、ゼット型のスイッチバックも珍しい。

付近では、ススキが揺れ、栗が実をつけています。

しかも、その先では、駅でもないのに、スイッチバックして特急列車の通過を待ち合わせしました。
こんなのも初めて見ました。

しなの鉄道には、カタカナの駅名　テクノさかき駅がありました。
日本の駅名で、カタカナの駅名は珍しいです。

　しなの鉄道列車

軽井沢に到着すると空気がそれまでと変わっていて涼しく感じました。

流石、軽井沢です。
　軽井沢駅（高架駅）北面

　軽井沢駅舎北面（東から撮影）

軽井沢駅は、現在、旧の線路を撤去中でした。
　旧軽井沢駅舎

　旧軽井沢駅ホーム

観光案内所が駅に隣接してあるので、民宿ふじ喜（ＴＥＬ　0267-42-6349）の位置を確認してから歩きました。
距離にして300mぐらいかな？時間にして10分ぐらいです。

少し迷ったけど、なんとか到着しました。　二階建ての長屋です。
　

民宿に入るとふくよかな女将さんが部屋に案内してくれました。部屋は階段を上がった直ぐ前でした。

部屋は和室の8畳で一人で使うには、勿体無いぐらいです。
ホテルだと必ず2人前の料金を取られる大きさです

晩ご飯の時間を19時にしてもらいました。

夕食でビールを飲めるのか？と確認すると持ち込み自由なので買って来て下さいとのことです。
良心的ですね〜

運動を兼ねて、早足で軽井沢の駅前通りを歩きましたが、商店街を見た感想は、

昔と今が混在している感じでした。

コンビニを探しましたが有りませんでした。

珍しいですね〜

夕食

夕食のメニュ

焼肉、刺身、焼き魚、煮物、煮物、ピーマンの炒め物、すまし汁、漬物、ごはん

物凄く多かったです。　客は私ただ一人でした。

ビールを飲みながら食べましたが、腹が一杯になって、飲み過ぎる事はなかったです。

　逆に良かったのかな？

9月3日（日）

朝は、何時ものように5時に起きて朝の散歩に出かけました。

行く目標は、軽井沢駅の反対側にあるセブンイレブンです。距離感が分からないので、適当です。

途中で、少し走ったり、歩いたりしながら進みましたが、どこまで行っても店がありません。

あまりに心配なので、前から歩いて来る若い女性を呼び止めて聞いてみました。

すると、徒歩であと10分ほどで着くとの事だが、詳しく聞いてみると、
軽井沢のコンビニは規制があって24時間営業はしていないそうです。

兎に角、歩こう。

樹木に隠れていて、直ぐ近くにならないとセブンイレブンは、分からなかったが、やっと見つけました。
しかし、店は閉まっています。

時間は5時50分で、オープン時間は6時だったので、待つ事にしました。

オープンして直ぐに店に飛び込み、少しだけ購入して、今度は民宿まで来た道を戻ったつもりでしたが、
何処かで道を間違えて、一本横の道を歩いていました。

すると、ローソンもファミマも有りました。

あんなに遠くのコンビニまで行く必要はなかった。しかし、運動と考えたら良しとしましょう。

今朝の散歩だけで8千歩以上歩きましたから。

民宿に帰ると既に朝ごはんが出来上がっていた。

ボリュームは夕食と同じで、食べきれないぐらいでしたが、ごはんを二杯食べて完食しました。

残したら、勿体無いし、作った人に申し訳ないですからね。

今日の午前中はレンタサイクルを借りて中軽井沢にある星野エリヤに行きました。

ハルニレテラスと言うのが、ほしの屋が営業しているレストラン街ですが、突然、山の中に現れます。

9時40頃に到着しましたが、既に駐車場はガードマンが誘導しています。

私は、1番下の駐輪場に自転車を停車し、ハルニレテラスに行きました。

途中の道から浅間山が直ぐ近くに見えます。　煙を噴いているように見えますが、雲でしょうね。

時間がまだ早いので店は閉まっているが、開いているカフェなどは、既にお客さんで溢れています。

そこを抜けて、どんどんと上に向かって歩いて行きましたが、歩いている人はカップルだらけです。
右側は川が流れています。冬は寒いでしょう

途中には村民食堂がありましたが、こちらもカフェは営業していましたが、食堂はまだオープンしていませんでした。


その奥には天然温泉（トンボの湯）があり、既に20人ぐらいが並んでいます。

こんな10時頃に温泉に入りたい人って多いんですね？不思議な感じがしました。

それを過ぎると、やっと本命のほしの屋軽井沢です。知っている人は知っていますが、
日本のホテルで人気ナンバーワンですし、
そのお値段も非常にお高くて、２泊２人、食事なしで１８万円ほどします。

私は、写真だけでもと、ホテルに近づきましたが立ち入り禁止と書いてあり、近づく事も出来ません。

それでも、遠くから遠景の写真だけは撮影して来ました。

ビンボー人は、これが精一杯です。


星のや　軽井沢　入口

その上に上がって行くと、自然の池がありましたが、冬季にはスケート場に変わると書いてありました。
発想力が凄いです。

その池にはアヒルが1匹居て、盛んに潜ったり浮いたりを繰り返しています。

私が、1メートルの距離まで近づいても逃げる事なく、餌を探していました。人間に慣れているのでしょうね。

そのまま帰るのは、悔しいので、ハルニレテラスの中の土産屋で、土産だけ買って帰りました。

ビンボー人は、これで満足です。

この頃(10時30分頃)になると駐車場は満杯になっています。

山の中なのに、凄い人気です。

その後、山を降り、道路の突き当たりにある中軽井沢駅に行ってみました。

この駅も立派な駅で、入口は二重の自動ドアが付いています。
まるでホテルの入口のようです。

駅の中には図書館があり市民が利用していました。

凄いです

そこに、友人からメールがあり、軽井沢駅の南側に居るが、凄いというんです。

それならばと、一度、民宿に土産物を置いてから、私もそこに行ってみました。

何があったかと言うと、巨大な平面式のショッピングモールでした。
　軽井沢プリンス　ショッピングプラザ

日本広しと言えども、駅に隣接して巨大なショッピングモールがあるのは、ここぐらいでしょう。

しかも、平面の店舗が多数有り、隙間に駐車場が入り、池があり、やたらと犬を連れている人が多い。

よく、駅前にこんなに広い土地があったものです。
その後方には、スキー場のリフトがあります。　直ぐ近くです。

友人に連絡すると、既にショッピングモールを離れたと言うので、一人寂しくラーメンを食べました。

さて、次は今回のメーンイベントのよなよなエールビールの醸造所見学です。

今日の行動は、中身が濃い。

御代田駅(みよた)に着くと友人が待合室のベンチに座っています。

みなさんはタクシーで行くのですが、ケチで健康オタクの二人は、トコトコと歩いて向かいました。

最初は、私、次は友人のナビミスで、とんでもない所を歩き続けましたが、地元の人に聞き、なんとか醸造所に到着しました。

醸造所見学は、ディープな場所も案内してもらい、非常に興味深い見学でした。


　小型タンク＝従業員なら自由にビールを作れる

　テイスティング会場

試飲会では、２０年間、金賞の味を守り続けた よなよなエールの味を今年から変えるとの事でしたが、試飲すると美味しかったので、早速、24本購入しました。

ここの試飲会は、いつも新商品が試飲できるので楽しみです。
　左が旧、右が新

　左が旧、右が新

　ハレの日仙人

帰りも歩いて駅まで行きましたが、今度は迷う事なく御代田駅(みよた)に着きました。

民宿に帰ると、18:50頃になり、宿の女将さんが待っていてくれて、
直ぐに風呂に入り、直ぐに夕食を食べました。

昨日は、料理を残さず食べましたが、この日は、腹が一杯になり少し残しました。　
女将さん、すみません
　ビールは持ち込み品

この日に歩いた歩数は、３６９８０歩でした。

朝早く出発するので、2日分の支払いを昨夜の内に済ませましたが、今日の朝食を無くすからと言って500円引いてくれました。 

変更は、此方から言ったのに料金まで引いてくれるなんて驚きでした。

料理もボリュームたっぷりだし、満足の民宿でした。

朝は6時前に民宿を出ましたが、宿の女将さんが見送りしてくれました。

暖かいですねえ

軽井沢駅の一階のトイレを利用しましたが、ウォシュレットが付いていて良かったです。

ウォシュレットが付いている駅のトイレは、この軽井沢駅だけじゃないかな。助かりました。

乗った列車は、予定より一本早い列車に乗れましたが、しなの鉄道の終点(篠の井駅)で乗り間違えて、同じ線路を逆戻りしました。

焦りましたが、これも旅。
直ぐに飛び降りて、結局、予定通りの列車になりました。
早く出発すると良い事もあります。

そんなちぐはぐもあり、塩尻駅で降りました。
時間が50分ぐらいあるので、一度、改札から出ることにしました。
駅売店横で立ち食いうどん店があり、鹿肉の入った温汁蕎麦を食べましたが、美味しかったです。

その塩尻駅の裏側出口から出ると、ロータリーの街路樹にブドウを植えてありましたが、どれも、美味しそうな実がたわわに実っていました。
夜中に取られないかな？と思うのは私だけかな？

塩尻から中津川までは、2時間もかかるので、必死で座りました。
無事に座れて良かったが、塩尻駅まで来ずに松本駅で降りたら、楽に座れたはずで、
塩尻駅で降りるのは、計画になかった行動でした。

今回の旅行で行った軽井沢は、行くのも見るのも初めてでしたが、行って良かったです。
軽井沢駅舎は高架駅舎でしたが、近くに旧の軽井沢駅舎も残され、将来は、モニュメントになるでしょう。
ホームは、現在、解体中でしたから、行くのが来年になれば、旧ホームは、無くなっているでしょう。
新旧駅舎、ホームが見れて良かったです。

軽井沢で、今、1番ホットな所と言えば、軽井沢駅の裏側(南側)のショッピングモールでしょう。

2番目は、やはり、星野エリヤでしょう。

そして、驚いたのは、駅の南側のショッピングモールの直ぐ側(2〜3km)にスキー場のリフトがあるのです。
軽井沢駅の直ぐ近くにスキー場があるなんて、とても驚きました。

また、軽井沢は高い建物がない。高くても三階建です。

しかも、深夜営業は禁止されていて23時〜6時までは営業禁止されていますし、
風俗やギャンブル場もありませんし、安いジャンクフード店も中心部にはありません。

品行方正な人には住みやすい街に造られています。

青春18切符を使って旅行をして思ったのは、途中で、数千円出して特急列車にグレードアップしても勿体無いとは思いませんが、
数千円のランチを食べると勿体無いと思うのは、何故でしょうね？不思議です。

実際に名古屋駅から近鉄特急に乗ってみた。

今迄の列車と違い背もたれも傾くし、足元も広いので座った途端に快適です。

翻って考えて、食事には拘りがないし、私はビールさえ飲めれば、それでいい。

答えが出ました。

終わってみれば、来て良かった。楽しい旅でした。